冬やすみが待ち遠しいピーたろう。ピーナツペースト入りの粒あんを、もちもちの求肥と上用万頭の生地で包んでふんわり蒸し上げました。スヤスヤ眠るピーたろうの周りには雪に見立てたピーナツ。冬だもの、あせらずゆっくりいきましょう。
秋と冬の境目にじんわり味わうモノトーンのらくがん。大豆の香ばしさを感じるらくがんに、ミルクチョコ羊羹を重ねた白。竹炭を練りこんだらくがんに、マカダミア羊羹を重ねた黒。しっとり食感のらくがんと羊羹が口の中でほろりと溶け合います。
ナッツの香ばしさ、はちみつの甘みが恋しい秋の〝和風〟フロランタン。厚手でサクサクの「しかくいもなか」の皮に、はちみつや生クリームをからめたアーモンドをのせて焼き上げました。もなかとナッツ、二重のサクッと食感が絶妙です。
手のひらで楽しむお菓子の月夜です。上用饅頭の生地に炭パウダーを練りこんで宵闇の色に。月の満ち欠けのような餡は、ミルク餡にレモンピールとレモン果汁を加えてさっぱりとした味わい。初秋のお月見気分に華を添えてくれます。
クランチアイスを思わせるような夏のおこしです。おこしの蜜は、みたらしたれと白味噌を合わせたもの。カカオチョコ羊羹、抹茶チョコ羊羹で半分包んで、見た目も涼しげに。「サクッ」と「しっとり」が口いっぱいに広がります。
蒸し蒸しとスッキリしない日々。どら焼きで和みながら、のんびりと夏を待ちましょう。ふわふわのどら焼き生地に、上品でほっこりとしたうぐいす豆と、芳ばしい香りの「加賀棒茶」餡をサンド。愛らしい肉球の焼印に笑みがこぼれます。
雨がしとしと。帰って雨露を拭ったら、お茶とお菓子で一服したい。わさびを練りこんだ餅と、柚子を練りこんだ餅に、白だしベースのつゆをからめて召し上がれ。「梅雨」の季節に「つゆ」でいただく爽やかなお味です。
ココロふんわり浮き立つ季節。メレンゲ生地にアールグレイの茶葉が香るミニブッセの気分です。クリームチーズを加えた白餡に角切りレモンピールを添えて、甘酸っぱい後味に胸が踊ります。
卵の香りたっぷりのカスタードクリームが大好きです。和菓子らしく少しだけ白餡を加えるとあと口がよりスッキリ。昔から春が1番美味しいと言われる卵。なめらかさや優しい香りもたっぷり味わって下さい。
ふんわりほわほわパステル色のお万頭。この可愛いい見た目だけでも春が来たんだなぁと思わず笑顔になれます。中には小さな求肥とオレンジの香りを効かせた餡。ほのかな酸味が春の目覚めを運んでくれました。
柔らかでしっとりした浮島にミルクチョコ羊羹を重ねた小さなケーキ。アクセントは黒とピンク二種類の「胡椒」。微かに残る余韻がとても楽しいです。スッキリした大人の個性も感じる「しょうこ」さんです。
Xmasをイメージしたキラキラ煌めく大福。地元の柚子をふんだんに使った餡の中にはなめらかで大きなチョコ。星野リゾートOMO5さんとのコラボ和菓子は香りと華やかさがとても贅沢な仕上がりです。
梨は切り口から溢れるほどの果汁が旬ならでは。ういろうの柔らかな透明感で梨の瑞々しさが伝わります。小さな果肉を包み込んだ練り切り餡の優しい口溶け。初秋の夜、夏の終わりを感じながらゆっくり味わいたいお菓子です。
夏色に光るビー玉。懐かしい涼やかさをお菓子にしてみました。弾けるソーダ味、ピールも入れたレモン味、スイカ味にはチョコチップ、どれも思い出の中の夏の味。餡玉をカリッとした飴で包んだ食感も意外な楽しさです。
「真夏のひと時にわずかでも涼を感じて頂きたくて」サラサラの粉雪が舞うイメージで作った小さなお菓子。旬の桃の透明感、フルーツトマトピュレで染まった浮島は優しい夕暮れ色。ココナッツはお好みで振りかけてみて下さい。
旬のさくらんぼの可愛さがそのまんま。中には果実も入って食感もシャッキリ。茎は雲平と言う砂糖菓子ですから安心して召し上がって下さい。ネーミングの理由を尋ねたら、2度見したい、2度美味しい、両方の意味が込められているそうです。
いたずらこざるはバナナでご機嫌です♪可愛い最中の中はバナナ餡、大きめのチョコチップもたっぷり入れました。子供達はもちろん誰もが笑顔になりそうな楽しさが沢山詰まっています。
米粉で焼き上げたケーキはとても素朴な味わい。春らしいオレンジ色の中餡は人参の色そのまま。甘すぎず野菜の風味を生かした優しいおやつが作りたかったそう。白うさぎが遊ぶ長閑な春の景色です。
苺が大好きで♪その気持ちが何層にも重なった美味しさです。苺の羊羹に生クリームの錦玉、蒸しカステラ。乾燥させた苺の淡雪寒のカリッとした食感がとても良いバランスです。苺づくしの可愛さに明るい春を感じて頂けそうです。
春の兆しはまだわずか。身体も芯まで冷え切る時節。柿の豊富なピタミンと優しい甘さで美味しく風邪予防。軽く煮て食感を残した果肉の瑞々しさがとても良い余韻です。
誰の気持ちにも温かく寄り添いたい、名前にはそんな願いが込められているそうです。生地には青汁を加えてほんのり自然の香り。粒餡との相性もぴったりです。冬に贈る和菓子屋のリースです。
素朴な旬の香りでほっとひと息、そんな気持ちで南瓜を素材に選んだそうです。生地に少量の餡を混ぜて蒸す「浮島」はしっとりした和菓子のカステラ。和三盆の自然な甘さのクリームを添えたらより滑らかな口当たりに仕上がりました。甘すぎない野菜の風味が伝わる和菓子になりました。
果物売り場に並んだ真っ赤な林檎。シャッキリした歯応えも、焼いたり煮たり柔らかな食感もいいものです。そんな旬の林檎をたっぷり使ってきんつばにしてみました。甘酸っぱい香りが爽やかです。風の冷たい日、美味しいお茶と温かいひと時を是非どうぞ。
いつか行ってみたい、そう思いながら写真雑誌を開く紅葉の旅。目に飛び込んでくる紅葉は赤も黄色もため息が出るくらい美しくて。散るもみじの一瞬の鮮やかさを描いた上用万頭。中餡には熟した柿を練り込みました。今まさに秋、そんなお菓子をお届けします。
真夏到来。少ししょっぱい塩気のある味が自然と美味しく感じます。柔らかなカステラに羊羹で波打ち際の風景を。中に挟んだチーズ餡には地元の醤油をちょっと多めに入れました。素朴な香りは日頃から馴染んだ香り。潮風が吹く夏の景色、そんなお菓子になりました。
小さなハートの寒天菓子。甘酸っぱい苺味にチョコもかけて。しかも口の中でパチパチ弾ける粒々キャンデーのおまけ付きです。「母の日の感謝の気持ちをお菓子にしたくて」とあんと店のスタッフ。お母さんが思わず笑顔になるアイデアが一杯詰まっています。
急に寒さが戻ったりこの冬のトンネルはとても長く感じました。待ちに待った分、精一杯春らしいお菓子をお届けしたいと思いました。白い練り切り餡で包んだ少し贅沢な焼き万頭「春色たまご」。名前の通りふんわり優しい卵餡で愛らしい春を楽しんで下さい。
このどら焼き、ちょっとだけ秘密があります。生地は卵たっぷりでふっくらふんわり。リンゴを加えた餡は人参と良く合います。実はそこに思いがけない隠し味。和食に欠かせないあの「薬味」。スタッフの希望をちゃんと叶えた職人の努力。大人向けの味わいを是非お試し下さい。